コラム記事:トヨタ自動車 元SIP「革新的燃焼技術」プログラムダイレクター、AICE理事 杉山 雅則
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2020.03.23

コラム記事:トヨタ自動車 元SIP「革新的燃焼技術」プログラムダイレクター、AICE理事 杉山 雅則

紹介

コラム記事:トヨタ自動車 元SIP「革新的燃焼技術」プログラムダイレクター、AICE理事 杉山 雅則

所属 : トヨタ自動車株式会社

氏名 : 杉山 雅則

産学連携に関する職歴:

  2014年度~現在 AICE理事

  2014年度~2018年度

              SIP革新的燃焼技術 プログラムディレクター

 

 

 

コラム

AICEが活動を始めて今年4月に6年が立とうとしています。その間経産省補助事業である「ディーゼル後処理研究」及び内閣府事業であるSIP「革新的燃焼技術」を通して日本の内燃機関研究の産学官連携の発展に少なからず貢献してきたと自負しています。

 

AICE設立前を振り返ると日本のOEMの内燃機関開発は排気、燃費規制への対応、新興国への展開拡大等に忙殺され本来じっくり取り組むべき基礎研究を各社独自では十分に進められなくなり海外の研究機関に多額の費用を使って委託する事が多くなっていました。

また大学においては内燃機関研究費が枯渇し設備も老朽化するといった負のスパイラルが起こっていました。

欧州では特にドイツでは産学官連携の歴史が長くその中で様々な技術を生み出し、それにより新しいトレンドを次々に生み出していました。

 

そうした中、日本のOEMの特に内燃機関開発責任者の間に強い「危機感」が生まれました。同時に「官」「学」の中にもこの「危機感」を共有してもらえる人々が現れ、「日本の産業競争力の強化」「人材育成」を理念としたAICEが誕生しました。

同時期に産学官のそれぞれの立場で同じ「危機感」を共有するという「奇跡」が起きたのです。

 

近年、地球環境に対する危機感が急速に高まっており「ゼロCO2」「ゼロエミッション」実現に向けた様々なチャレンジが急ピッチで進められています。「地球を守る」との観点から現時点、自動車の主力動力原である内燃機関での「ゼロCO2」「ゼロエミッション」チャレンジの手を緩める訳にはいきません。

 

冒頭で述べたAICEの約6年の産学官連携の経験を更に深め、地球環境に対する「危機感」を共有し一日でも早くこのチャレンジを達成することで、「美しい地球」を子孫に残すためにAICE理事として貢献していきます。

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