【表彰】2021年度AICE Award
- お知らせ
2022.06.22
【表彰】2021年度AICE Award
2021年度AICE Award 受賞者
2021年度AICE Award 受賞者は以下の方々です。
誠におめでとうございます。
成果表彰 | |
受賞者 | 千葉大/森吉・窪山 研 曾 昌志 氏 (高速ノックWG) |
研究タイトル | 過給直噴ガソリン機関の高回転高負荷条件下で発生する高速ノックの解析 |
研究成果 | 高速・高負荷のノッキング現象に対し、多点圧力計測とエンドスコープ可視化を組み合わせて発生メカニズムを明確にして、現行エンジン開発へ大きく貢献 |
受賞者 | 東工大/花村 研 藤井 慎 氏 (GPF構造形成WG) |
研究タイトル | 二段階焼成による三元触媒粒子細孔フィルターの形成 |
研究成果 | TWC粒子をフィルタ基材上に2段階に分けて焼成させる方式に粘り強く取り組み、堅固で耐熱性の高い低圧損なTWC粒子細孔フィルターの試作に成功 |
受賞者 | 宇都宮大/平田 研 西川 裕太 氏 (情報活用制御WG) |
研究タイトル | 異分散ガウス過程回帰によるエンジン吸排気系のバラツキモデリングとロバスト制御 |
研究成果 | LP-EGR系のロバスト制御を可能とするモデルで、これからのエンジン制御技術に多方面で活用が期待できる価値の高い研究成果を創出 |
受賞者 | 山口大/三上 研 橋本 大輝 氏 (燃焼騒音予測WG) |
研究タイトル | ウェーブレット相互相関解析法を用いたエンジンにおける燃焼衝撃伝達に関する研究 |
研究成果 | 燃焼衝撃からエンジン壁面振動への伝達特性を詳細に解析し,内部伝達系で時間遅れが発生することを見出し,燃焼騒音予測モデルの構築に大きく貢献 |
受賞者 | 同志社大/千田・松村 研 前田 寛成 氏 (オイル劣化WG) |
研究タイトル | ディーゼル機関における噴霧液滴の潤滑油膜衝突時に生じる潤滑油飛散量のモデリング |
研究成果 | テーマリーダーとして牽引しながら、ポスト噴射による潤滑油や燃料の飛散量を定量的に把握。従来にない新たな知見が得られ、工学的にも有用性の高い成果 |
受賞者 | 都市大/三原 研 岩田 拓実 氏 (焼付きモデルWG) |
研究タイトル | 焼付きモデル構築に向けた軸受試験機によるすべり軸受の焼付き現象把握 |
研究成果 | ノイズの影響を除きながら微小なAE(Acoustic Emission)の計測に成功。焼付き現象と凝着摩耗の関連を新たに見出した成果を高く評価 |
受賞者 | 上智大/鈴木・一柳 研 中村 駆 氏 (熱マネモデルユーザ会) |
研究タイトル | 自動車冷却系における流動核沸騰熱伝達の基礎モデル構築とOpenModelicaへの実装 |
研究成果 | 複数の機能因子を包含する精度の高い核沸騰モデルを構築し,初の試みであったモデル基盤研究において大きな成果を創出 |
活動表彰 | |
受賞者 | 明治大/相澤 研 飯島 克紀 氏 (CI燃焼WG) |
研究タイトル | 壁面及び噴霧間干渉が火炎構造及びSoot酸化に及ぼす影響の現象解明 |
研究成果 | エンジン筒内の煤酸化過程の解明のための独創的なREM装置を構築し、噴霧干渉領域のTEM解析とOH計測ができる装置を作り上げた |
受賞者 | 千葉大/森吉・窪山研 朝田 匠 氏 (LOC WG) |
研究タイトル | ピストン・ピストンリング諸元がオイル消費とPNに与える影響に関する研究 |
研究成果 | 試験装置のトラブルを解決しつつ,LOCとPNとの関連性を実験的に解明し,運転条件によるPN生成要因を詳細に考察するなど幅広く活躍 |
受賞者 | 茨城大/田中 研 広瀬 史弥 氏 (貴金属触媒WG) |
研究タイトル | 2大学でのモデル構築への取り組み |
研究成果 | 貴金属と助触媒とガスが接触する三相界面において水存在下での反応モデル構築にむけ、機械と化学系との連携を促進し、成果創出と研究活性化へ貢献 |
受賞された皆様におかれましては、今後ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
2021年度AICE年次大会での表彰式について
2022年3月4日(金)に開催した2021年度AICE年次大会にて、オンラインでの表彰式を行いました。
また、受賞者の皆様には、その場でフラッシュプレゼンを行っていただき、他の参加者からは多くの賛辞が送られていました。
AICE Awardについて
AICEでは、これまでAICE Awardとして、報告会での研究発表などを評価し、学生を表彰してきました。
2022年度は、従来のプレゼン・ポスターは発表を対象としていた評価方法を見直し、学生の方ご自身による申請と書類審査により、以下の2つの表彰を行いました。
・ 成果表彰:学生の方ご自身が自ら実施した研究成果を表彰
・ 活動表彰:成果創出に向けた研究や、WG活性化に向けた顕著な貢献などを表彰