新規就任理事からのご挨拶(マツダ株式会社 山本 寿英 理事)
- お知らせ

2026.05.14

新規就任理事からのご挨拶(マツダ株式会社 山本 寿英 理事)

新規就任理事からのご挨拶(マツダ株式会社 山本 寿英 理事)

 2050年カーボンニュートラルは、社会全体で合理的に進める事が肝要です。自動車用パワートレインの視点では、各地域の社会事情やエネルギー事情に沿ったソリューションが必要であり、例えば、再生可能電力が豊富な地域ではBEVが有効ですが、多くの地域では内燃機関+再生可能燃料も有効な手段です。また液体燃料の持つ極めて高いエネルギー密度が、より自由に、より遠くまで行かれるという自動車本来の価値にマッチしている事はご承知のとおりです。

このような背景から、電動化も踏まえつつ、引き続き内燃機関の進化が必要です。中国や欧州をはじめ世界でも内燃機関の開発研究は、機能進化に加え、電動化や再生可能燃料との組み合わせ等引き続き活発であり、日本としても将来に向けて内燃機関の競合力をさらに向上させていかねばなりません。また、より一層の開発効率化と開発スピードアップへの要求も高まっています。

自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)は、2014年に発足以来、日本の産官学が密接に連携して、メカニズム解明とモデル化を軸とした内燃機関の基盤研究に取り組み、数多くの成果を上げてきました。上述した外部動向から、AICEの役割は今後も増々高まると考えられ、学の先端研究シーズを基盤として積極的に取り込むことで、世界をリードできる内燃機関技術の早期社会実装につながることが期待されています。そのために、AICEの研究開発現場が、高い専門性を持つ研究者と開発者が率直に意見を交わし、新たな挑戦につなげていく場として、そして次世代を担う人材育成の場となる様に、微力ながら尽力して参ります。

宜しくお願い致します。

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