学生の皆様へ

AICEの研究活動について

AICEの研究活動は、大学・研究機関の研究者(教員)と企業メンバー、そして学生の皆様が参加するワーキンググループ(WG)によって推進されています。
定期的に行われるこのWGでは、研究の進捗状況を確認するとともに、企業の開発現場で活躍する技術者と学生が意見を交わす貴重な場となっています。学生が開発現場の視点から考察し、意見を述べることは、進学や社会への移行に向けた重要な経験となります。

過去にAICEの研究に学生として参加した先輩からは、就職活動に役立つ実践的な経験が得られたとの報告が多数寄せられています。企業メンバーからの、時に厳しくも本質的な意見や助言は、大学教育とは異なる新たな学びの機会となり、学生の皆さんの成長を後押しします。
AICEの研究に参加している学生の皆さんには、今後のさらなる活躍が期待されています。

また、AICEとFVV*との連携で、ドイツの大学との共同研究もおこなわれており、先生、学生が、日本から訪独、また、ドイツから訪日してのミーティングや共同実験、短期留学しての研究実施など、交流が行われています。

*FVV:1956年にドイツで設立された内燃機関に関する研究組合。会員は自動車メーカー、部品サプライヤー、大学・研究機関など約170団体で、自動車や産業用エンジンの基礎研究を産学官連携で推進している。

研究成果と人材育成

研究成果

AICEは2014年に設立されて以来、多くの研究室と協力し、学生の皆様の貴重な貢献により、自動車
用内燃機関の基礎および応用研究において、これまでにない成果を生み出してきました。
AICEの研究に加え、SIP「革新的燃焼技術」(2014年度から2018年度に実施された国のプロジェクト。AICEは連携し推進。目標である自動車用エンジンの熱効率50%達成)とあわせて、多くの研究発表、論文投稿がありました。

  • AICE 研究発表、論文投稿数
  • SIP「革新的燃焼技術」研究発表、論文投稿数

また、これまでAICEが進めてきた研究活動と、2014年から2018年に実施されたSIP「革新的燃焼技術」(熱効率50%達成を目標に、大学の先生同士が一丸となり1つの目標達成に向けて研究を推進した文部科学省のプログラム。この先生中心に進めたプログラムを、AICEが産業側の視点からサポートした)とで、あわせて1,600件以上の自動車用内燃機関に関する研究発表や論文投稿が行われました。
学生の皆様の日々の研究が、日本の自動車産業を支える土台となっていきます。こちらをご覧の学生の皆様も、ぜひ研究に参加いただき、ご自身の研究を学会等で発表することで、産学連携の発展に寄与していただければ幸いです。
科学技術振興機構(JST) SIP「革新的燃焼技術」紹介ページ

https://www.jst.go.jp/sip/k01.html

AICE Award

年度ごとに1年間の研究の成果、取り組みを評価し、AICE Awardとして表彰しています。受賞者は、自動車会社、内燃機関関連企業が多く参加する「AICE年次大会」で表彰しています。
リンク先には、受賞者の取り組みを1枚のスライドにまとめた資料も掲載しています。

AICE Award 受賞者一覧はこちら

  • AICE Award 受賞学生数
  • AICE Award 授賞式

日独連携

ドイツには、設立70年を超えるFVV*という産学連携で自動車用内燃機関等の研究を行う組合があります。AICEは、このドイツの組合を参考に設立しました。
2017年、日本の経済産業省、総務省、ドイツ経済エネルギー省との間で「ハノーバー宣言」に署名しました。日独の両首脳(安倍元総理、メルケル元首相)は、第四次産業革命に関し、「ハノーバー宣言」の署名を歓迎するとともに、イノベーション、人材、自動車等の分野において一層緊密に連携することで一致しました。
これをうけて、AICEとFVVも研究面での連携をスタートし、日独連携した大学間の研究がスタートしました。

先生、学生が、日本から訪独、また、ドイツから訪日してのミーティングや共同実験、短期留学しての研究実施など、交流が行われています。

*FVV:Forschungsvereinigung Verbrennungskraftmaschinen e. V.
【2020年度資料】

日独共同研究の体制図。日本のNEDO・AICEとドイツのAiF・FVV、そして両国の大学が連携する研究体制を示している。